秋も深まってまいりました。
木々は黄色や赤色に染まり、山も色とりどり。
少し肌寒い風とすれ違った時、一緒においしいにおいを運んでくる。
今年は食欲の秋になっております。
おいしいものをたくさん食べて、冬に備えなければなりませんからね!
備えなければならないといえば、今話題のコロナ。
第三波が襲い掛かる中、いかにして回避するか戦々恐々としております。
三密を避けたいところですが、いかんせん、作業にも影響が出る始末。
材料の買い出しは、まだネットがあるので避けられるのですが…
作品の試着、補正をするための工程は難しいです。
夏ごろに頼まれものの試作品として、ひとつのパーティドレスの試し縫いをしておりました。
これの試着をできればと思ったのですが、ちょうどコロナが活発化してきたところだったので合わせられなかったのです。
収まるまでずるずる先延ばしにしていたのですが、このままだと埒が明かないということで強硬手段に出ることにしました。
似た生地で本番に近い作品を製作し、それを依頼主の元に配送。
依頼主ご自身に補正をしていただくという無茶っぷり。
製作側としては、「なんたることか!」と叱責されてもおかしくないことかと思います。
とても失礼なことだとも思っています。
だけれども、こればかりはコロナのせいにしてしまいたい。
直に見て自分で補正させてもらえるならしたいです。生の声を聴きたいです。
世界で一つの思い出に残る作品を残したいからこそ考え、行きついた結果だと思っています。
独りよがりかもしれませんが、この作品だけは妥協したくないんです。
自分の持っている技術、経験を総動員して作り上げる必要があるんです…。
言い訳がましいでしょうが、今だけお許しください。
とても素敵なドレスを作って見せます!
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