簡易ダーツの布おもちゃ

制作意欲もりもりの私です。

そしていつも思い付きで作業を始める私です。

 

おかげさまで作業する時間がキッツキツ。

時間は有限、しっかり計画しましょう(自戒)。

 

 

さて今回は、対象年齢4歳~ぐらいのお子様へ。

物を的や壁、人に向かって投げたがるくらいに渡したいプレゼント。

 

布おもちゃの簡易ダーツを作りました。

市販のおもちゃに、プラスチックの小さいボールを、点数が書かれた的に向かって投げるものがあります。

今回はそれをお手本に、手元にある素材で作りました。

 

 

材料はこちら。

◎的

  • トイクロス 3~4色 40cmx40cm、30cmx30cm……10cm刻みで小さくする。
  • 裏生地 40cmx40cm 1枚
  • 平織ゴム 約80cm~1m
  • 接着芯(厚め。カバンの芯地くらいあってもいいです。)
  • 縫い糸

◎ダーツ 6本分

  • プラスチックストロー 2色を2本ずつ…8cmの長さに3本ずつ切り出す
  • スチボール 直径3cmx3個
  • #22地巻きワイヤー 12cmx24本 (100均ワイヤーでもいいですが、アルミ素材ではなくステンレス素材の方が変形しにくくて持ちやすいです。)
  • A4クリアファイル 1枚…ダーツの羽を12枚切り出す。形は好きなものでよい。
  • 好きな色、柄のちりめん 5cm四方 6枚
  • マジックテープ(オス面) 10cmx6cm…直径3cm円形に切り出しておく
  • ナイロンと布が接着ができるボンド(瞬着や、あればホットボンドでも可)
  • 布用ボンドor木工用ボンド

 

『トイクロス』

ぬいぐるみの生地として売られていたりする生地です。

クイックロン、トイニット、キッズニットなど、メーカーによって名前が違います。

裁断した後ほつれてこないので、端処理がいりません。

マジックテープのオス面(硬い方)がくっつくので、タペストリー遊びなんかにも使えます。

私は布おもちゃを以前作っていたので、その残りで作りました。

(葉っぱやお花はフェルトで作っています)

 

◎作り方◎(的)

1.円形(どんな形でもokですが、円形に切った状態を想定して進めます)に切った裏地と接着芯を、アイロンでしっかり接着する。

2.的の表になる部分のトイクロスをそれぞれ円形に切り出し、大きいものを土台に、小さい円形を中心に置いていき、手縫いorミシンでブランケットステッチか、縁かがりで縫い止める。

3.平織ゴムを半分にして切り、裏地に仮縫い。この時、ゴムが十字に交差するようつける。

4.それぞれの生地を中表にして、返し口を15cmほど残して円周をミシンで縫い止める。

5.返し口から表に返して、返し口を手縫いで縫い閉じる(コノ字縫い)

6.裏地の面から出来上がり線にアイロンを当てて、ふくらみをなくして完成。

 

 

◎作り方◎(ダーツ)

1.スチボールを半分に切り、真ん中に千枚通しや目打ちで穴をあけ、ワイヤーを4本通す。

2.平たい面に出てきたワイヤーを曲げて、ワイヤーがスチボールから抜けないように固定する。

3.スチボールの平面部分にボンドを塗り、ちりめんをくっつける。

4.曲線部分にもボンドを塗り、残りのちりめんを貼り付けてから、余分を切り取る。

5.ストローの端を十字に1cmずつ切れ込みを入れてからワイヤーに通す。

6.羽根の形に切り出しておいたクリアファイルに、1枚は下から。1枚は上から半分まで切れ込みを入れて、互いに組み合わせられるようにする。

7.⑥で作った羽根を、4本のワイヤーの間に通す。ファイル→ワイヤー→ファイル……となるように。ストローの切れ込みに羽根を差し込む。こうすることで羽が開いたままになる。

8.ワイヤーの端が余るので、ラジオペンチかヤットコで折り曲げる。もしくは、尖ったところが出ないようにワイヤーキャップなどをかぶせる。

9.円形に切っておいたマジックテープにナイロン接着ボンドを塗り、ちりめんの平たい部分とくっつける。しっかり乾燥させて完成。

 

 

製作途中の写真がないので、文字だらけになってしまいました。

完成写真を頼りにしていただくことになり、もうしわけないです。

 

作り方を見ていて気付いた方がいらっしゃるでしょうか。

ダーツの作り方に、つまみ細工の半くすの作り方を応用しました。

1~4までは、半くすの作り方を参考にしていただいた方がいいかもしれません。

 

このおもちゃの使用方法は、40cm四方のクッションや、椅子の背もたれ、大きめのぬいぐるみや枕などを土台として使います。

 

的に付けたゴムをそれぞれの土台に固定し、ダーツを3本持って、決めた場所から投げるというもの。

投げる場所をだんだん離していくと、難易度が上がりますし当たった時の喜びも増します。

応用で、刺繍やアイロン接着できる数字、フェルトを数字で切り抜いて付けることで、市販の的当てと変わらない遊びができると思います。

 

ちなみにこの的のモデルとなったのは、本物のソフトダーツの的です。

なぜか家にありました。

布の大きさはダブルの外周、トリプルの外周、ブルの外周とほぼ同じです。

トリプルとブルの間にもう1段追加して製作しました。

 

これをきっかけにして、本格ダーツの足掛かりにできたらいいな。

そんな思いで作りました。

一緒に遊ぶと、とても喜ばれると思います。

(実際やってみましたがとても楽しかったです)

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