ワンピース?いいえ、チュニックです。

夏といえば?

かき氷、蝉の鳴き声、ひまわり、遠くの大きな積乱雲、田んぼに揺れる稲……。

色んな物事が浮かんでくるかと思います。

 

私といえば……キンキンに冷えた冷麺!!

食い意地張っております。

 

今朝方、家事をしていたところ、外から蝉の鳴き声が。

ついに来たかぁ、と心でため息をつきながらタオルで手を拭き、お出かけ用の服選びにまた悩むのです。

ラフな半袖にすると、ダボっとしがち。

思い切ってノースリーブにすると、スーパーの冷蔵コーナーが寒すぎて歩けない。

そのために持っていくカーディガンも荷物に……あぁ……。

 

こんなことを色々考えて、10分ほど箪笥の前で唸ってから結局妥協して、ラフなシャツとジーパン姿になるのでした。

 

おしゃれするときはがっつりするからいいんだ……。

 

 


 

前回に引き続き、プルオンワンピースのお話。

 

いつもの資材屋さんに注文した生地は、白地に墨色と朱色でリズミカルに円が描かれているものにしました。

突然計画変更して、ワンピースを作りたくなった時用に2m程。

広げてみて、ボディにかぶせて遠くから眺めること5分。

 

これ短くしていいわ。

 

生地本体が麻繊維なので、非常に軽く風を含みやすい。

しかし、白地ゆえに大分透け感が強い。

濃い色の肌着を着ていたら透けること間違いなし。

予定通り、丈を短くしてチュニック型にすることにしました。

 

型紙の袋を開いて、一通り説明書に目を通す。

3時間でできるらしいけれど、どこで時間がとられるんだろうか。

 

型紙の切り抜きに20分ほど。

生地の裁断に30分……は短いかしら、40分で見込んだとして。

縫製……あ、ギャザーだ。これは時間かかる。

2時間かけたとして、なるほど3時間。

 

頭で納得したので早速作業開始。

 

自分のサイズに合わせた型紙を一通り切り抜いてから、丈を調整する部分を考える。

ちょうどいい場所に、ワンピースの見頃を合わせるためのノッチが付けられていました。

試しにそこで型紙を折り、ボディに貼り付けると……思った通り。

腰下あたりに丁度裾が来る長さになりました。

 

こういうノッチの位置って、型紙作るときどうやって判断しているんだろう。

ふと疑問に思いつつも、手を動かします。

 

思っていたより端処理作業が少なく、やはり時間がかかったのはギャザー部分。

綺麗にギャザーを寄せるため、5mm感覚で2本直線縫い、糸を引っ張って均一に寄せる。

緩めた上糸の方にギャザーが寄るので、これを下にして送り歯に運んでもらうと、寄せたギャザーが崩れにくい。

 

着々と手を進め、最後にボタンを付けて予定通り3時間で完成。

バスト下の切り返しの部分にギャザーが寄っています。

とても簡単な構造で、追加の袖は飾りフリルを付けるかどうか。

この生地で付けると、多分見た目の年齢下がってしまって子供っぽく見えてしまいそうだったので、付けませんでした。

背面。

首元にループを付けて外せるようになっていますが、襟ぐりが大きいのでそのまますっぽりかぶれます。

ウェスト部分にもかなり余裕があってとてもゆったり。

青いスキニーとシンプルなペタンコシューズが合いそうです。 

 

これなら、濃い色合いの一枚で着れそうな生地で、ワンピーススタイルにしてレギンスと合わせて着れたかもしれません。

いい生地見つけたら、次はワンピーススタイルで作ってみたいと思います。

 

 

久しぶりに既製品の型紙を使って、自分の気に入った布で作ることができ、とても楽しめました。

たまには既製品の型紙漁りに、手芸店に遊びに行くこととしましょう。

いい商品に出合えるかもしれません。

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