外をお散歩していると、ふわっと嗅ぎなれた香り。
金木犀の香りでした。
近くには銀木犀もあり、甘い香りがふわふわ。
私が好きな香りの上位に入るお花です。
蝉の声も久しく聞いていないし、彼岸花とススキを横目に「秋だなぁ」と実感できる風景になってきました。
着用する服も長袖が多くなり、住んでいる所はたまに涼しすぎるくらいなので、薄めのカーディガンを羽織るほど。
またこれが、過ごしやすすぎてダラダラしてしまいがち。
気を付けないと1日寝ていそう。
そうしないためにも、簡単にお出かけできるグッズを手に入れなければ。
以前、自分用に作ったお出かけ用サコッシュは、親族にお嫁に行ったので新たに作らなければなりません。
ちなみにその制作風景は記録してないというポカ。
配色が目に優しくなかったのでまぁいいか……。
まず、お散歩に持っていくための必要不可欠アイテムの選別から。
小銭入れとスマホ……手ぬぐいやタオルはポケットや首に巻けるのでヨシ。
では、この2つをいれるために採寸。
スマホはカバー込みでちょっと分厚いため、1cmずつの猶予を持たせて。
外側に浅いポケットを作って小銭入れが入る程度のものを。
スマホを入れる所は出し入れがしやすい広い口、かつ、開け閉めが簡単だけれどしっかり閉まるという所からバネ口金を選択。
その他、Dカン、裏地用リボンを揃えて、こうなりました。
表生地に猫柄、裏生地に白樺柄。
バネ口金は15cmの物を用意。
Dカンは1,5cm巾を2つ。
これを組み立てていきます。
まずは小さく切った生地の長辺を折り、1,5cm巾のリボンを合わせて端ステッチ。
Dカンを挟んで2つ折り、仮止めで端から1cmくらいの所をミシン。
これですでに作ってあった肩掛け紐に付けておいたナスカンと、接続するためのパーツ完成。
次に外付けポケット。
3cm縫い代を残しておいた部分を3つ折りにし、端ミシン。
あとはアイロンで整えて準備完了。
表生地の準備。
今回方向性のある生地を使用したので、真ん中でつながなければなりません。
表生地の片方に、先ほど作ったポケット生地を置いて、中表の状態で布の上下を間違えないように確認しながら置いて、端から1cmミシン。
これで表生地は完成。
次は裏生地。
縦2つ折りにして、端から5cm測ったところを縫い止まりでマーク、ピン止め。
折ったところから縫い代1cmで縫い始め、縫い止まりで返し縫い。
縫い代を割って、端縫いして補強。
バネ口金を通すところを作りました。
先ほど作った表生地と、裏生地の短辺の中心を合わせて、縫い代1cm。
写真は縫い終わって広げたところ。
この時点ではまだ表生地の縦方向は縫っていないので、ポケットもできていません。
表、裏布を畳みなおし、先ほど縫った短辺の縫い代を整えます。
この時、縫い代を割るより表布側に倒した方が、後の工程でステッチが楽になります。
最初に作ったDカンパーツを位置確認しながらピンで固定。
(最近はまち針ではなくプラスチックの洗濯ばさみで固定していることが多いです。)
表生地の縦部分を縫い代1cmで縫います。
縫い終わりは生地が切り替わるところまで。
縫い終わったらポケットも一緒に縫えています。
バネ口金を通す穴から生地を表に返し、角を整えます。
この時、裏生地になる方は中に押し込むので、角は出さなくてOK。
裏生地を中に押し込んで、バネ口金を整えた状態です。
最後の仕上げに、表生地と裏生地が繋がったところの表生地側に1周ステッチをかけます。
やっと完成。
採寸から完成まで一気に走り、最初から計って大体2時間ほどでできました。
バネ口金の部分は、端を押さえてバネを緩めて出し入れするイメージなんですが、今回使ったものは15cmと大きく手が広げにくいし力が入りにくい。
なので、入れ口をこじ開けるような形で使っています。
バネ自体もそんなに硬くはないので、力もほぼいらず簡単です。
これで気軽にお散歩に行けます……!!
最後に、今回作り方の参考にさせていただいたサイト様をご紹介させてください。
nunocoto fabric 様 『【型紙不要】ばね口のショルダーポーチの作り方』
この場を借りて、御礼申し上げます。
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