少し脱線

部屋がえらく寒いと思って、カーテンを開けてみたら雪が降っていました。

日が差していたので、この季節特有の寒さかしらと思っていたところ。

 

納得しながら、急いで暖房のスイッチを入れ、窓の外は見なかったことにしました。

 

電気代が高騰するというニュースが流れる中でのこの寒さ。

背に腹は代えられません。

できるだけ厚着をしつつ、できるだけ熱い飲み物を両手に包み。

今日も今日とて作品紹介です。


 

ふとしたことの思い付きで、いろんなことを始めてしまう私ですが。

今回もその一環。

消しゴムハンコの自作をしました。

 

もともと作品に刷る工程で、ステンシルにしようと思っていたのですが、

考えていた模様がかなり細かく、これではカッターで切り抜きするには骨が折れると思い、消しゴムハンコに変更。

 

ちなみに、当サイトマークも消しゴムハンコだったりします。

 

いつもお世話になっているダイソー様で、はがき二分の一サイズの消しゴムとデザインカッター、テスト用に紙用の大判スタンプインクを購入。

本番用スタンプインクは布用の黒色をすでに持っていたので省略。

あると嬉しいのが彫刻刀の丸刀(半円の形の刃)。

塗りつぶさない場所を掘るときに使います。

 

 

まずは下書き。

線をシャーペンで引いてから、塗りつぶす面を鉛筆で。

出来上がりのデザインを紙に書き、買ってきた大判消しゴムの掘る面にくっつけます。

紙の裏側から爪や堅いものでこすり、下書きを消しゴムに移します。

この時、動いてしまうと下書きがぶれてしまうので、しっかり固定して。

 

線がぼけてしまって、細かい所がわからない場合は、油性サインペンを使用。

線をなぞれば消えないので、しっかり境目が分かるようになります。

 

下書きを移せたら、掘り進めます。

デザインカッター(普通のカッターでもいいですが、細かい所が切りにくいです)で縁に沿ってまっすぐ切ります。

塗りつぶしていない部分から、先ほど切った縁に向かってカッターを斜めに入れます。

そのまま縁に沿って切り進めます。

どうしても模様が大きい場合は、途中まで切って、またカッターを斜めに入れて…と繰り返すと疲れにくいのではないでしょうか。

 

縁取りができたら、塗りつぶさない場所を削ります。

これはカッターでも可能ですが、彫刻刀を使用していただくと、より楽に掘れます。

 

掘り終えたら、堀残しチェック。

適度なメモ用紙を用意し、テスト用インクをまんべんなくハンコに付けて押印。

上から均等に押してください。

 

手で押すと、どうしてもインクの付きが甘かったりするので、

押印の際、ハンコの上から本や、あまり形の変わらない固形物(私は裁縫用の文鎮がちょうど円柱だったので、それを使いました)を置き、その上から抑えると安定します。

 

インクを軽く拭き取ってから、堀残した部分があれば引き続き堀作業。

なければ本番用インクを使い、作品製作へ。

 

ちなみにこの消しゴム。

分厚さがほとんどありません。

あまり深く消すってしまうと、穴が開いてしまったり、押印の際破損してしまうなんてこともありますのでお気を付けください。

 

このハンコを使った作品は、次回ご紹介いたします。

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