お庭に、梅の花が咲き始めました。
植えてあるのは普通の小さい梅と、蝋梅なんですけれど。
この蝋梅、背丈があるのと満開とで、少し離れていてもふわっと香ってくる。
それに黄色が濃いのでなお目に飛び込んできやすい。
目の保養にもいいし、「春になるのね~」と一人和んでいます。
これは和菓子とお茶を用意して、堪能しなければ。
体重計?はて、なんのことでしょうか。
コロナの脅威が広まる中、ふとした母との会話で制作意欲がふわっといらっしゃいました。
「仕事の会議とかご飯食べる時とか、マスクを外すことがあったんだけど、そのまま出しておくのもなんだかねー」
それもそうです。
マスク作っておいてなんですが、私も何気に困っておりました。
普段家の近くを歩く分くらいは布マスクでいいかなと思っていたのですが、
人の多くなる電車内や、お店に入るときは不織布マスクに変えるようにしよう、と。
不織布マスクの方がどうということはないのですが、こう。気持ち的な。
なので、公共交通機関を使用するときに布マスクから付け替えられるように、持ち歩けたらいいなぁ。という。
少しネットをサーフィンして下調べ。
コンパクトなものから多機能なものまで、皆様色んなレシピを開発、公開なさってて、目の保養そして勉強になります。
そこから、自分の欲しい機能を抽出。
- コンパクト
- 清潔(洗える)
- 机に置いてあっても汚くない
- カバンにしまえる
- ワンタッチ
並べてみると結構拘りあります。
これらを踏まえて、設計。型紙づくり開始!
まず、メインとなる不織布マスクを土台にして採寸。余裕分をプラス。
不織布マスクは、大人用の普通サイズ。
縫い代を1cm付けて、型紙製作。
*材料*
- 表布、裏布 1枚ずつ(薄地であれば接着芯1枚)
- イージースナップボタン 1セット(縫い付けタイプのスナップボタンでも可)
- お裁縫道具(ミシン、針、糸等)
縦13,5cm。横22cm。布の方向は縦にとってください。
表布と、マスクに接する面の裏布が1枚ずつ必要になります。
表布には、普通地よりちょっと厚め(オックス程度)を使用すると、きれいに仕上がります。
裏布は今回ダブルガーゼを使用しましたが、綿布、洗濯可能な素材であればなんでもいいと思います。
もし薄地を使用する場合は、少し厚めの接着芯を一枚表地に付けると、安定すると思います。
*作り方*
裁断、アイロン処理が終われば縫製開始。
端処理はしなくても大丈夫ですが、ほつれやすい生地であれば一周ジグザグ縫いしておいた方が無難だと思います。
白い布に白糸で縫っているのでとても見えにくいですがご容赦ください。
写真の布の、上の部分にうっすら見える二つの点は、返し口になります。
生地を中表に合わせ、返し口を除いた出来上がり線に沿って、縫い代1cmで縫います。
縫い終えたら、縫い代の四方向と両方の中心に切り込みを入れます。
これは返し口から返したときに、角が分厚くなるのを防ぐためです。
一周縫い終えたら、返し口から外表に返し、アイロンをかけて整えます。
このままだと端がぷっくりもりあがってしまっているので、ステッチをかけます。
端から5mmくらいの所を一周してください。
一周したら、さらにアイロンをかけて整えます。
本体ができたので、次はボタンです。
イージースナップボタン、または、縫い付け型のスナップボタンを取り付けます。
お好きな方を選んでください。
もちろんスナップボタンだけでなく、ゴム紐とボタンを付けるという方法も可能です。
その場合、中表に縫い合わせるときにゴムひもを一緒に縫ってください。
今回使用するのはこちらのイージースナップボタンです。
左がメス面。右がオス面になります。
位置は、型紙の左右の尖った部分から1cm内側になります。
ボタンを付けたい部分に目打ちを刺し穴をあけ、スナップボタンを付けます。
付ける際、イージースナップボタンはわりと力がいるので、大玉の糸巻きや、平たいもの(本や、直接指に触れないもの)を間に挟んで体重をかけて、上から押さえるとはまりやすいです。
取り付け完了しました。
これで完成になります。
マスクを中央に置き……
ゴムひもを外に出して真ん中で緩く折りたたみ……
スナップボタンをつけたら、収納完了。
この状態でカバンにいれていただいても構いませんし、ゴムひもの所をもってプラプラさせてもよし。
製作時間は、丁寧に作れば30分ほど。
サックリすれば、半分くらいで完成できるのではないでしょうか?
ぜひ好きな生地で作ってみてください。
できれば……商用利用は避けていただけるとありがたいです。
よろしくおねがいいたします。
こんな感じで製作してみました。
参考になれば幸いです。
自分用はこれから作るので、どんな出来になるのか楽しみ。
(まだ生地を選んでない状態)
それでは、よい週末を。
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